【千葉県・初詣】日本寺(多古町)

      日蓮聖人にとって最大の理解者であった富木日常上人。上人が晩年を過ごされたこの地は、後に法華経修行の道場(中村檀林)となりました。常時500名を超えた学僧は法華経の心をこの地に学び、270年の間、延べ10万人が僧侶となって全国各地へと巣立っていきました。その後、檀林は閉鎖されてしまい、その姿は現在、大きな森と時代の流れの中にひっそりと佇んでいます。

  山門に掲げられていた「正東山」の扁額は本阿弥光悦の真筆と言われ、関東三額の一つに挙げられているほか、水戸光圀ゆかりの屏風も所蔵されています。更に、当山最高の宝物である、日蓮聖人と富木日常上人の心の絆を形に木像として彫りあい、お互い相手の像を持ちあったとされ、殊に日蓮聖人が一刀入れられたとされる「交互の御影」が格護されています。初詣は貫主と一緒にお一人ずつ一年の平安を祈ります。参詣者の方々にはもつ煮、甘酒などが振る舞われ、希望者全員除夜の鐘を撞くことができます。また、空くじなしの福引きを企画検討中です。

 口 所在地:香取郡多古町南中1820-1
 口 交 通:JR総武本線八日市場駅又は成田空港駅からタクシー約20分
 口 間合先:TEL (0479) 76-3745 日本寺